柔道の受け身で、前受け身というのは少々特殊です。
他の受け身、すなわち後ろ受け身、横受け身、前方回転受け身では、いずれも体を球(あるいは輪)状にすることをイメージし、その球面(輪)の弧に沿って転がります。これに加え、畳を手で打つことも加えて落下の衝撃を逃がします。これに対し、前受け身は正面から畳に落ち、前腕部と手で畳を打つだけで衝撃を逃がす形になります。
ご参考
http://www5f.biglobe.ne.jp/~businkai/kyo/ben/waza.html
一般の受け身が「弧」と「手」の二段構えなのに対し、前受け身は「手」だけで衝撃を逃がしているといえば分かりやすいでしょうか。
それだけに柔道初心者にとり、前受け身には独特の恐怖心が伴います。自分自身の経験でもそうでしたし、学生時代、柔道部で初心者の新入部員に指導したときも、やはり彼らは、前受け身ではとりわけおっかなびっくりでした。前に転がるのではなく倒れるというのは、それだけ怖さがあるものです。
そんな、初心者が前受け身をやろうとするときのようなおっかなびっくりの様子を思い出す映像を、最近目にしました。はい、問題のアレです。
三宅雪子 衆院議員の転倒シーン
http://www.youtube.com/watch?v=7_OcQzSzvhI
三宅雪子議員の転倒シーン [別アングル版]
http://www.youtube.com/watch?v=1qdlcfqTbDU&feature=watch_response
おっかなびっくり、1歩、2歩と踏み出して、前へダイブしていますね。受け身を取れない(取らない?)のなら、恐怖心を感じるのは当然ですね。
映像から3人だけをカットしたgifもあったので、貼っておきますね。
三宅議員、転倒は自作自演!? 不自然な行動に“疑惑”広がる
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/391107/
“自作自演疑惑”どう決着? 三宅氏、ポロり「自分で転んじゃって」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/391663/
今さら、あれやこれや私がごちゃごちゃ書いても仕方ないかもしれません。あちこちで動画の検証もされています。いずれにしても、この動画を見る限り、甘利議員に押されて(あるいは、押された初鹿議員に玉突きされて)倒れたとは、絶対に思えません。
当初、初鹿議員の左隣にいた三宅議員は、最初に甘利議員が初鹿議員を右から押した際、押される形で初鹿議員の左やや後方に移動している。そして、再度甘利議員が初鹿議員を押すと、初鹿議員の体は押されて左に移動しているが、この段階で三宅議員は初鹿議員の後ろに位置している。ところが、三宅議員は初鹿議員の横をすり抜けるように前へ出てきて倒れた。この映像からは、そうとしか受け取れません。
甘利議員が押したどころか、甘利議員が押したことで動いた初鹿議員の体に押されたとすら見えません。仮に押されていたとしても、この角度で前へ倒れるというのは不自然に過ぎます。もちろん、三宅議員を「後ろから」押したという動きも見えません。そして何より、柔道初心者の前受け身に通じる、今から前へ倒れますよと言わんばかりの、おっかなびっくりの三宅議員の動きです。
にもかかわらず、民主党は甘利議員に対する懲罰動議を出したってんだから、上の動画ではない、別角度からの、よりよく分かる映像でもお持ちなんでしょうね。じゃなきゃ、数の力で懲罰動議をごり押しするつもりかな。この日の強行採決のように。だとしたら、以前書いたとおり、それこそまさしく「日本民主主義人民共和党」じゃないですか。
三宅雪子への暴力行為に対する懲罰動議について民主党に電凸(1)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10720046
http://www.youtube.com/watch?v=l3y39-zlLug&feature=related
三宅雪子への暴力行為に対する懲罰動議について民主党に電凸(2)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10720141
このうp主は、申し訳ないけど質問の仕方、しゃべり方がちょっと残念。だけど、この民主党側の対応はひどいですね。「ヤクザか街金なみ」といわれていますが、ヤクザよりひどいですよ。
わたしは昔、あることでヤクザの事務所に電話したことがあります。組長さんへのインタビューのアポ取りだったのですがね。そのときの先方の電話番は、最初は「うわ、ヤクザ」と感じる対応だったものの、組長の客だと分かるときちんとした対応になりました。
さらにいえば、その事務所の電話番号を聞くために連絡した上部団体(もちろん広域のヤクザ屋さんです)には広報部があり、企業の広報部なみにしっかりした対応でした。彼らを民主党のこの対応といっしょにしたら、あまりに彼らに失礼ですよ(笑)。
ついでに甘利議員に押された初鹿議員。弊ブログで以前にもご紹介しましたが、こーゆー人みたいです。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50556376.html
上の動画における対応と相通じるものがありますな。つか、まるっきりまんまですね。
さて、上記
この記事にある、馳浩議員のブログの記述「自分で転んじゃって」ですが、
(http://www.hasenet.org/ の5月13日付)
これに対して三宅議員は自身の16日付ブログにて
「自民党の議員が私とエレベーターで同乗した際、自分で転んだと語ったとホーム
ページに書かれていますが、そのような事実はありません。」
(http://yukiko-miyake.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-52bf.html)
と否定しています。
泥仕合の様相となりそうだったんですが、馳議員のブログに名前が出ていた第三者である共産党の宮本たけし議員が、自身のブログの17日付で証言しています。
「馳さんがここに書いていることは、おおむね事実です。怪我の理由を訊ねた私たちに、「昨日の内閣委員会の強行採決で転んじゃって…」「運動不足なんですかね、自分で転んじゃって、恥ずかしい…」と三宅さんがおっしゃったことも…。」
(http://www.miyamoto-net.net/column2/diary/1274090368.html)
さあ、この収拾、どうつけるおつもりかな。




by 只木信昭
キマシタワー とうとうウチに…